一般社団法人笑顔は、高齢者の健康の増進を目的とし、健康寿命の延伸をサポートすることを理念として掲げ、活動しています。その中でも健康サロンは、ご利用者おひとり、おひとりがいつまでも健康で笑顔でくらし続けることができるようサポートするための事業です。
理事長挨拶
理事長 河野英一
農学博士(東京大学)
日本大学 名誉教授
日本大学 元副学長
一般社団法人湘南健康長寿会 代表理事
ご挨拶 ~~健康サロン「笑顔」の開設にあたり~~
1997(平成9)年に介護保険法が制定されました。この法律の総則(国民の努力および義務)の第4条において、「国民は、自ら要介護状態となることを予防するため、加齢に伴って生ずる心身の変化を自覚して常に健康の保持増進に努めるとともに、要介護状態となった場合においても、進んでリハビリテーションその他の適切な保健医療サービスおよび福祉サービスを利用することにより、その有する能力の維持向上に努めるものとする」が規定されました。国民自らが介護予防に努めるべきということであります。
また、2001年に世界保健機関(WHO:World Health Organization)総会において、人間の生活機能と障害の分類法としての国際生活機能分類(ICF:International Classification of Functioning, Disability and Health)の理念が採択されました。この概念によれば、人が生きていくための機能全体を意味する「生活機能」は図-1の「心身機能・構造(心身機能・身体構造)」、「活動」および「参加」の3つの構成要素からなっているということであります。これらの構成要素は互いに影響を及ぼし合っているとともに、「健康状態」および「背景因子」を意味する「環境因子」や「個人因子」とも互いに影響を及ぼし合っています。これらのことが図-1では双方向の矢印で示されています。
図-1の各用語の内容は次のようであります。
「心身機能・機構」とは、体の働きや精神の働きのこと。
「活動」とは、日常生活動作・家事・職業能力や屋外歩行といった生活行為全般のこと。
「参加」とは、家庭や社会生活で役割を果たすこと。
「機能障害〈構造障害を含む〉」、「活動制限」および「参加制約」とは、障害のこと。
「健康状態」とは、病気(疾病)、ケガ、変調、肥満、高血圧、ストレス症状などの体調状態のこと。
「環境因子」とは、人々が生活し、人生を送っている物的な環境、人的な環境、社会的な態度・意識・制度による環境などを構成する因子のこと。
「個人因子」とは、性別、人種、年齢、性格、ライフスタイル、習慣、生育歴、教育歴、職業、困難への対処方法、個人の心理的資質などの個人の特徴を構成する因子のこと。
WHOの概念等を踏まえ、介護保険法等の一部が2005(平成17)年に改正されて、この中ではっきりと「介護予防」という語句が用いられました。「介護予防」とは、この改正法律の総則(定義)の第8条第2項第2号において、「身体上または精神上の障害があるために入浴、排せつ、食事等の日常生活における基本的な動作の全部もしくは一部について常時介護を要し、または日常生活を営むのに支障がある状態の軽減または悪化の防止をいう」と定義されました。要介護の状態にある場合、あるいは要介護予備軍の状態(*「フレイル」と呼ばれている:「フレイルとは、健康な状態と要介護の状態との間にあるが、早期の発見、適切な対応などにより、生活機能の維持・向上を図って健康へと戻ることが十分に期待できる状態ということ」)にある場合にそれらを軽減し、あるいはそれらの悪化を防ぐということであります。
*厚生労働省ホームページ >報道・広報 >広報・出版 >広報誌「厚生労働」案内>バックナンバー:「健康長寿に向けて必要な取り組みとは?100歳まで元気、そのカギを握るのはフレイル予防だ」、厚生労働、2021年11月号.
これまでの高齢者の「介護予防」では、「生活機能」のうちの運動機能や栄養状態などの改善という「心身機能・構造」への働きかけが主な手法となっており、「活動」と「参加」とには焦点が当てられていませんでした。「介護予防」のための「生活機能」の改善では、3つの構成要素にバランスよく働きかけることが大切であります。特に、高齢者の日常生活での活動を高め、家庭や社会への参加を促していくことが肝要であります。
特に「参加」に関しては**厚生労働省ホームページにおいて、社会参加と「介護予防」の良好な関係についての研究調査成果として「スポーツ組織・趣味関係グループ・ボランティアグループ等への社会参加の割合が高い地域ほど、転倒、認知症およびうつのリスクが低い傾向にある」ということが詳しく報告されています。
**厚生労働省ホームページ> 政策について> 審議会・研究会等> 老健局が実施する検討会等> 介護予防の推進に係る全国担当者会議> 第1回都道府県介護予防担当者・アドバイザー合同会議:「これからの介護予防」、第1回都道府県介護予防担当者・アドバイザー合同会議資料2、2014年4月.
「介護予防」のために改善を働きかける「生活機能」の重要な構成要素の1つである「参加」では、人と人の関わり、繋がりおよび連携・連帯において、互いに気配りしながら、見る、聞く、熟考する、自己表現する、共感するなどによって脳を高度に作動させて行うコミュニケーションが「介護予防」に効用ありということであります。隠遁しての晴耕雨読や悠々自適などは要介護の状態となるリスクが高いということになります。
そこで、健康なあるいはフレイルな高齢者の方々が要介護の状態を益々遠ざけ、健康寿命を延ばして、元気で充実した人生を益々長く送れるようにするために、特に「活動」と「参加」とに焦点を当てた会員制の健康サロン「笑顔」を開設致しました。
また、元気なシニアが会員の皆様に敬意と誠意とを持ってレッスンを担当させて頂き、シニアのシニアによるシニアのための認知予防・介護予防・生活機能向上を図るサロンでもあります。よろしくご入会下さい。
一般社団法人 笑顔 代表理事
河野 英一
法人名 一般社団法人笑顔
代表者 理事長 河野英一
所在地 〒251-0052
神奈川県藤沢市藤沢607-1 藤沢商工会館3F
湘南藤沢インキュベーションセンター8号室
電話番号 0466-52-8319
FAX番号 0466-52-8314
URL https://fujisawa-egaonet.jimdofree.com
事業内容 健康サロン事業 終活支援事業
笑顔のコーポレートロゴマーク
デザインコンセプト
一般社団法人笑顔が、高齢化社会に「人と社会に貢献する企業」である
ということを社名と地球でシンボリックに表現しました。
デザインメッセージ
デザインには、「アクティブシニアの健康・暮らしをサポートしたい」「スタッフ一人ひとりが、福祉の精神をもち社会貢献をしたい」という志が込められています。
コーポレート・カラー
コーポレート・マークのEGAOの「赤」は命、「黒」は大地、「青」は水を、そして緑の地球と、人と社会と地球のつながりを表しています。
一般社団法人 笑顔
〒251-0052
神奈川県藤沢市藤沢607-1 藤沢商工会館
湘南藤沢インキュベーションセンター
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